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オウム真理教が1995年、東京・霞ケ関駅に向かう地下鉄3路線の車内で猛毒サリンを散布し、14人が死亡、6000人以上が負傷した事件は20日で発生から28年を迎えた。事件後、教団施設にいた100人以上の子どもが児童相談所に一時保護された。「宗教2世」の問題が注目される今、この事件からどのような教訓を学ぶべきなのか。宗教・カルト問題に長年取り組んできた紀藤正樹弁護士(第二東京弁護士会)に聞いた。【聞き手・野口由紀】
事件当時は児童虐待防止法(2000年施行)はなく、児童相談所は行政ができるぎりぎりの範囲で子どもたちをよく守ったと思う。サリンを生成する能力を有した集団の危険性は尋常ではなく、児相職員が命を張って子どもたちを保護したといえる。
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