ベルリン市営プール、誰でも「トップレス」OKに 女性訴えで規定変更

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ドイツ・ベルリンのオリンピック野外市民プールで、水に飛び込む少年=2014年5月21日撮影、AP 拡大
ドイツ・ベルリンのオリンピック野外市民プールで、水に飛び込む少年=2014年5月21日撮影、AP

 ドイツの首都ベルリン市の市営プールで、女性も男性と同じように「トップレス」で泳ぐことが認められた。水泳パンツだけで泳ごうとして利用を拒否された女性が「差別だ」と訴えたことを受け、内部規定を変更した。

 ドイツメディアによると、女性は30代のライフガード。2022年12月に、ベルリンの屋内市営プールで水泳パンツだけを身につけて泳ごうとして、プール側から拒否された。女性は水泳をする際の服装について男女を区別する規定はないとして、市当局に設置されたオンブズマン事務所に苦情を申し立てた。

 これを受け、市営プールの管理当局は今月9日、今後は女性や、性自認が男女どちらにも当てはまらない人を含め、誰でもトップレスで泳ぐことを認めるよう内部規定で明確にしたと発表した。

 地元紙によると、訴えを起こした女性は、男性が上半身裸になれる場所では女性も同様の権利を持てるよう求める活動に携わっているという。【ベルリン念佛明奈】

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