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JR山口線で人気のDLやまぐち号の出発式が18日、新山口駅(山口市)で開かれ、今年の運行を開始した。ディーゼル機関車2両をつないだ重連運転の珍しい車両が客車5両をけん引。鉄道ファンらは盛んにシャッターを切っていた。
「やまぐち号」は1979年8月に運行開始。本来は蒸気機関車がけん引する「SLやまぐち号」として運行されるが、現在は修理中。このため、ディーゼル機関車による「DLやまぐち号」としての運行となった。JRでは今年中のSL復帰を目指している。
出発式では、田上敦則・山口線SL運行対策協議会長が「沿線を盛り上げて活性化につなげたい」とあいさつ。245人乗りの客車はほぼ満席で、汽笛が鳴って車両全体がゆっくり動き出すと、ファンたちは手を振って見送った。島根県浜田市から両親と来た浅田隆太ちゃん(5)は「列車大好き。汽笛が良かった」と喜んでいた。
DLやまぐち号の運行は18~21日▽4月29、30日▽5月3~7日。6月以降の運行スケジュールは今後決めるという。【山本泰久】