センバツ開会式の司会進行、見事に　「自信に」「うれしかった」

　18日のセンバツ開会式で司会を務めたのは、この春に福岡（福岡県）を卒業の中原陽花（はるか）さんと金沢泉丘（石川県）を卒業の奥田開斗さんだ。次々と晴れ舞台を入場行進する選手たちの校名を読み上げたり厳粛な式典を進行したりと大役を果たした。

　中原さんは第69回NHK杯全国高校放送コンテスト・アナウンス部門の優勝者。前日の17日夜、元球児の父英史さん（49）から「落ち着いて頑張って」と電話でエールを送られたという。「センバツのスタートにふさわしい明るい声でできたらと臨んだ。最後までできて自信になった」と笑顔で話した。

　奥田さんは、同朗読部門で優勝した。在学中に所属した放送部は声を出す活動が多いため、新型コロナウイルス禍で制約が多かったという。「憧れていた場で、大勢の観客を前にして司会ができ、うれしかった」と笑顔を見せた。【福原英信、神山恵】