沖縄→奄美190キロ 海を渡っての移動、初確認 アマミヤマシギ

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GPSを装着したアマミヤマシギ=日本鳥類保護連盟提供
GPSを装着したアマミヤマシギ=日本鳥類保護連盟提供

 鹿児島県・奄美大島と徳之島だけで繁殖が確認されているアマミヤマシギについて、これまで生息のみ確認されていた沖縄県北部と奄美の間で海を渡っていることが、NPO法人・奄美野鳥の会(鹿児島県奄美市)などの調査で初めて判明した。個体数の把握が難しく、謎の多いアマミヤマシギの生態解明につながることが期待される。

 これまで奄美では通年、沖縄では繁殖期の3~6月以外に観察されることが多かったが、奄美と沖縄間での行き来や、沖縄でも繁殖しているのかどうかは分かっていなかった。翼の形状などから「長距離の渡りには適さない」とされてきた。

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