苦しむフロンターレが初の無失点 緊急復帰の20歳は救世主になれるか

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セ大阪と引き分け、悔しそうなGK鄭成龍(中央手前)、DF田辺秀斗(同右)ら川崎イレブン=等々力
セ大阪と引き分け、悔しそうなGK鄭成龍(中央手前)、DF田辺秀斗(同右)ら川崎イレブン=等々力

△川崎フロンターレ0―0セレッソ大阪△(18日・等々力陸上競技場)

 けが人が相次ぎ、白星も遠い。苦しむ川崎にあって明るい材料となる今季初の無失点に貢献したのは、緊急事態に駆けつけた20歳の若きDF田辺秀斗だ。

 開幕戦で先発したDF4人のうち、車屋紳太郎、ジェジエウ、佐々木旭の姿はなく、穴を埋めていた山村和也もけがで戦列を離れた。開幕から先発出場を続けるDFは山根視来だけ。そうした中、田辺は期限付き移籍先のJ2千葉から呼び戻された。

 2021年に静岡学園高から川崎に入ったが、プロ2年目までは公式戦出場はYBCルヴァン・カップ2試合と天皇杯全日本選手権1試合の計3試合だけ。昨年7月、出場経験を積むために千葉に移籍すると、スピードと対人の強さを武器に、直後からリーグ戦全15試合に先発出場してきた。今季も千葉でプレーしていたが、川崎のけが人続出で白羽の矢が立った。

 復帰が発表されたのは13日で、練習に合流できたのは4日だけ…

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