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第95回記念選抜高校野球大会は21日、第3試合で慶応(神奈川)が昨夏の甲子園の覇者、仙台育英(宮城)に挑んだ。雨の阪神甲子園球場を躍動した両校のユニホームはうりふたつ。淡いグレーの下地に、ゴシック系の字体でローマ字表記の校名が胸元に入る。赤と紺のストッキングの配色まで同じだ。系列校でもない両校のユニホームが酷似している理由は、仙台育英学園理事長で高校の校長でもある加藤雄彦(たけひこ)さん(65)の存在が大きい。
加藤さんは仙台市出身で、慶応義塾中等部に入学後、慶応高、慶応大に進んだ。野球好きな父親の影響で、中等部時代は野球部に所属したこともある。仙台育英を運営する学校法人に就職し、仙台育英の教諭に着任。1985年ごろ、野球部の監督交代に伴いユニホームを変更する話が持ち上がった。
阪神タイガースファンの加藤さんは当初、縦じまのデザインを考案したが、ライバル校の東北(宮城)と似ているとして校内の話し合いで却下。そこで、母校の愛着あるデザインと同じにしたいと慶応大の学生団体「慶応義塾体育会」に直談判し、快諾を得た。
加藤さんが「ドリームマッチだ」と興奮したこの日は、息詰まる熱戦を仙台育英が制した。サヨナラヒットを放った山田脩也主将は「実際に対戦すると、ユニホームはやっぱり似てるなと思ったが気にならなかった」とにっこり。慶応の福井直睦選手も「全然気にならなかった。仙台育英はこのまま優勝してほしい」とライバルの背を押した。【田中綾乃、平家勇大】
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