性風俗で望まぬ妊娠、そして…NPO風テラス「一人で悩まず相談を」

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性風俗で働く女性の相談に応じるNPO法人「風テラス」のメンバーら=同法人提供
性風俗で働く女性の相談に応じるNPO法人「風テラス」のメンバーら=同法人提供

 誰に相談したらいいのか分からなかった――。望まない妊娠の末、赤ちゃんの遺体を遺棄した罪に問われた女性は公判で、こう打ち明けた。女性は性風俗で生計を立て、性行為を求める利用客の子どもを妊娠したが産婦人科を受診しないまま一人で出産した。同様に孤立するケースは少なくはなく、女性らを支援する取り組みも広がっている。

 昨年9月26日、大阪地裁。死体遺棄罪に問われた女性(28)に対し、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決(求刑・懲役1年6月)が言い渡された。高橋里奈裁判官が「自分の体を大切にしてください」と諭すと、女性は小さくうなずいた。女性は控訴せず、刑が確定した。

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