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第95回記念選抜高校野球大会は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、慶応(神奈川)が昨夏の甲子園優勝の仙台育英(宮城)と対戦。慶応の清原勝児選手(2年)は、甲子園通算最多13本塁打を放ち、プロ野球でも西武などで活躍した和博さん(55)を父に持つ。甲子園で伝説的な強さを誇った和博さんの母校・PL学園(大阪)とはどんな学校なのか。
「逆転のPL」「KKコンビ」
PL学園が甲子園で圧倒的な強さを誇ったのが、1970年代後半から80年代にかけてだ。甲子園で初優勝した78年夏は、準決勝の愛知・中京(現・中京大中京)戦で九回に4点差を追いつき、延長十二回サヨナラ勝ち。高知商との決勝でも九回裏に3点を奪う逆転サヨナラ勝ちで、「逆転のPL」の異名を全国にとどろかせた。
清原和博さんと桑田真澄さん(元巨人など)の「KKコンビ」を擁した83年夏から85年夏にかけては春夏5回の甲子園で優勝2回、準優勝2回。この5大会だけに限っても23勝3敗と驚異的な勝率を誇った。清原さんは1年生だった83年夏から全試合で4番に座り、全5大会で本塁打を放った。
PL学園が再び脚光を浴びたのが、98年夏の甲子園だ。準々決勝で松坂大輔投手(元西武など)を擁する横浜(神奈川)と、高校野球史に残る延長十七回の死闘を演じ、7―9で惜敗した。この年のセンバツ準決勝で敗れた雪辱を果たすことはかなわず、横浜はこの年に春夏連覇を達成した。
立浪和義さん(元中日)や福留孝介さん(元中日など)、前田健太投手(米ツインズ)など、プロ野球で活躍したOBは数知れず、アルプススタンドの「PL」の人文字も印象深かった。全国の高校球児の目標だったが、全寮制で下級生が上級生の身の回りの雑用をこなす「付き人制度」という独特の慣習が部内暴力の温床となって不祥事が相次いだことが、2016年夏の大阪大会を最後に休部に至る要因にもなった。
現在は、昨季26年ぶりの日本一を達成したオリックスで主軸打者として活躍した中川圭太選手(26)が「最後のPL戦士」として奮闘している。中川選手はPL学園高から東洋大を経てドラフト7位で19年に入団した。中川選手は、日本一を達成した際に毎日新聞に手記を寄せ、「PL学園の名前を残していくためにも一年でも長く活躍したいと思っている。復活を信じているので、それまで自分自身も頑張りたい」とコメントした。【伝田賢史】
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