長崎日大・広田樹大「甲子園で勝つのは簡単じゃない」　センバツ

　第95回記念選抜高校野球大会は第4日の21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、長崎日大は龍谷大平安（京都）に3―4で敗れた。長崎日大の先発・広田樹大投手の試合後の主なコメントは次の通り。

自分の中で油断あったのかな

長崎日大・広田樹大投手　

　（二回裏の龍谷大平安の攻撃中に甲子園球場が沸いた）京都のチームが相手なので、そういうのはあると思ったが、ここまで球場が沸くかなとびっくりした。（WBCで日本代表が逆転サヨナラ勝ち）WBCは頭になかった。

　（WBCでの日本勝利を試合中に知らずに球場が沸き）なぜ、このタイミングなのかなと思った。こんなにも敵が多いんだなと思っていた。

　（七回2死無走者から連打を浴びて逆転を許したのは）2点取って点差がついて、ちょっと自分の中で油断があったのかな。得意な球を狙われないように投球しないといけないのに、カットボールを狙われたように感じた。甲子園も変化球でかわす形になった。ストレートの質を上げて、空振りを取れれば無失点で抑えられる。そこをやっていきたい。甲子園では1球の重さを去年も今年も味わった。甲子園で勝つのは簡単なことじゃないと思い知らされた。

　（第3日に勝利した同じ長崎勢の）海星の松尾選手に「応援、頑張るけん」と言われた。（海星の選手は応援に）チーム全員でいたと思う。