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14年の時を超えてつながった日本の「よみがえり伝説」だ。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝でメキシコと対戦した日本代表。1点を追う九回無死一、二塁で、極度の不振に苦しんでいた村上宗隆(ヤクルト)に、サヨナラ適時二塁打が飛び出した。思えば、大会終盤の土壇場で復活した選手が気を吐き、頂点へ駆け上がったのが2006年第1回大会と09年第2回大会。村上の目覚めは、3度目の世界一への布石となるか。
準々決勝に続いて5番に入った村上は、3打席目まで走者を置いた場面で3三振。七回の第4打席も、三邪飛に打ち取られていた。だが、この三邪飛で「感覚的にはいいものがあって、その感覚を信じながら打席に立った」と村上。九回の第5打席、メキシコ6番手、ガエゴスの初球の直球をファウルにして打席の中での感覚を微修正し、ボールを挟んだ3球目、やや高めに入った直球をとらえた。
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