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野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、米マイアミのローンデポ・パークで準決勝があり、日本代表「侍ジャパン」がメキシコに6―5で逆転サヨナラ勝ちして3大会ぶりの決勝に進んだ。
何度、得点圏に走者を進めても、あと一本が出ない。侍ジャパンは3点を追う四~六回、いずれも三塁まで走者を進めたが、無得点に終わった。重苦しい空気を振り払ったのは、今大会途中から4番に座る吉田正尚選手(レッドソックス)の芸術的な一振りだった。
七回は2死から安打と四球で好機を作り一、二塁で吉田選手が打席に立った。追い込まれてからの5球目、内角低めに沈む難しい変化球を巧みに捉えると、打球は右翼ポール際に飛び込む3点本塁打に。「厳しいコースだったが、ボールの下にバットが入って、切れずに行ってくれてよかった」と技ありアーチで打線を活気付けた。この一発で今大会13打点となり、WBCの大会新記録となった。
直後の八回表に再びメキシコに勝ち越されたが、ここからは細部にこだわる栗山英樹監督の采配が当たる。…
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