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第95回センバツ高校野球

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「失敗OK」で前へ前へ 勝つために無難を捨てた東海大菅生 センバツ

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【城東-東海大菅生】三回裏東海大菅生1死一、三塁、門間が右犠飛を放つ=阪神甲子園球場で2023年3月22日、平川義之撮影
【城東-東海大菅生】三回裏東海大菅生1死一、三塁、門間が右犠飛を放つ=阪神甲子園球場で2023年3月22日、平川義之撮影

 第95回記念選抜高校野球大会は第5日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、東海大菅生(東京)が21世紀枠で出場した城東(徳島)に5―2で勝ち、8強入りした第93回大会(2021年)以来、2年ぶりに初戦を突破した。

   ◇

 アウトになる危険性は、織り込み済み。それでも前に進むのが東海大菅生の野球だ。選手たちはがむしゃらに見えるほどダイヤモンドを駆け巡った。

 甲子園の初戦で、相手は21世紀枠の初出場校。城東への声援が大きい球場に浮足立ったのか、序盤はリズムをつかめずに苦しんだ。主導権を奪うきっかけとなったのが、1点を追う三回に見せた「足」だった。

 先頭の1番・沼沢梁成が内野安打で出塁し、2番・大舛凌央の打球は中堅左に飛んだ。遊撃手の頭上を襲うライナー性の打球だったため、沼沢のスタートは遅れたが、安打になると判断した瞬間…

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