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「リラックスできる」「集中力が高まる」。甲子園で活躍が期待される投手2人が練習の合間にコツコツ続けてきた趣味はミサンガを編むこと。手首などに巻く縁起物で、切れるまで肌身離さずにいると願いがかなうとされる。第95回記念選抜高校野球大会で24日に登場する履正社(大阪)の右腕・今仲巧投手と左腕・増田壮投手(いずれも3年)だ。
きっかけは、2022年度に両投手らの家庭科の授業を受け持った非常勤講師、香川和美さん(53)の存在だ。被服の実習でエプロン作りを教わったところ、今仲投手は花柄の刺しゅうをきれいに仕上げることができた。2人はこの冬、香川さんに「ミサンガを作りたい」と申し出た。
香川さんが教室の増田投手の机を土台にして刺しゅう糸を編んで手本を見せると、2人は「めんどくせー」などと言いながらも、だんだん夢中になった。増田投手は「簡単と思ったが、難しかった」と話す。2人は練習がオフだった1月初め、大阪・梅田の手芸専門店に出かけ、ミサンガを編む土台となる専用の板を購入。以来、帰宅後や授業の休み時間に根気よく手を動かし、完成すれば友達にプレゼントしている。
2人がミサンガ作りを通じて感じたのは「地道な積み重ねが一つの『作品』になるのは野球と同じ」ということだ。甲子園の大舞台でこれまでの厳しい練習の成果を形にしようと誓っている。2人の服のボタンの緩みや裾のほつれを繕ってあげたこともある香川さんは、教え子の晴れ姿をスタンドから見守るつもりだ。【山口一朗】
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