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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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英、ウクライナに「劣化ウラン弾供給」 露側は「核の衝突に近づく」

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英国旗=松井勇人撮影
英国旗=松井勇人撮影

 英国がウクライナに供与する予定の主力戦車「チャレンジャー2」の弾薬に劣化ウラン弾が含まれることが発表され、波紋を広げている。ロシア側は「核の成分」を備えた兵器と非難しており、プーチン大統領は「対応せざるを得ない」と警告している。

 ロイター通信などによると、英国のゴールディー国防担当閣外相は20日、チャレンジャー2の弾薬の一部には劣化ウラン弾が含まれると表明した。

 劣化ウラン弾は、核兵器製造や原子力発電のためのウラン濃縮過程で生じる廃棄物「劣化ウラン」を使った砲弾。鉄や鉛の弾頭に比べて貫通力が強いが、その微粒子が人体に入り込んだ場合、「体内被ばく」を引き起こすとの指摘もある。米軍がイラク戦争で使用後、現地では子供の先天性異常が多発したとも報じられ、使用禁止を求める声も根強い。

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【ウクライナ侵攻】

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