簡宿からゲストハウス、グループホームへ…時代映す川崎・ドヤ街

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簡宿が建ち並ぶ川崎市川崎区日進町。休業している宿も少なくない=2023年2月2日午後4時12分、園部仁史撮影
簡宿が建ち並ぶ川崎市川崎区日進町。休業している宿も少なくない=2023年2月2日午後4時12分、園部仁史撮影

 日雇い労働者向けの簡易宿泊所が並ぶ「ドヤ街」として知られてきた川崎市川崎区日進町。2015年に11人が犠牲となった簡宿での火災以降、簡宿の数は半減し、旅行者が泊まるゲストハウスへと改装する簡宿もある。昔ながらの風景を残しつつ変わりゆく街を訪ねた。

 「過去のことは話したくない。ここで死にたい」

 「簡宿では路上にいる時のように暴力を受けることはなく、快適」

 簡宿で生活する人々に話を聞くと、それぞれが複雑な事情を抱えていた。身寄りのない人、生活困窮者、元路上生活者など、さまざまな背景を持つ人たちが行き着く街でもある。

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