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センバツ第6日(24日)2回戦 ○報徳学園(兵庫)7―2健大高崎(群馬)●
準備万全だった。四回に適時打を放った報徳学園のプロ注目捕手・堀柊那。前の打席の修正点を自ら洗い出し、打席に臨んでいた。
2点リードの四回2死一、二塁で打席へ。3連続押し出し四球の直後、2死満塁で迎えた二回の打席では健大高崎の右腕・小玉湧斗に遊飛に抑えられていた。堀は「高めの真っすぐに差し込まれた。(四回の打席は)高めを右方向のイメージ」と描いていた。その思惑通り、外角高めの141キロを右前に運んだ。リードを3点に広げる貴重な適時打となり、主導権を完全に握った。
「主体性」が今冬のテーマだった。大角健二監督は「『指示待ち人間』ではなく、日ごろから自ら考える習慣がないと試合中のとっさのプレーもできない」と考える。「甲子園で勝つためには」などとテーマを設定したグループワークを何度も実施し、選手同士で意見をぶつけ合ってきた。堀の適時打も、それまでの失敗を反省し、主体的に修正して生まれたものだ。
堀は捕手としても「機動破壊」を代名詞とする健大高崎の機動力を封じるため、一塁走者がいる場面ではカーブを投げないことを約束事にしていた。イニング間の送球練習では、いつもより二塁送球の速さ、丁寧さを意識した。昨秋の公式戦で7盗塁の健大高崎・増渕晟聖は「イニング間の練習でもいい球を投げていて、『なかなか盗塁難しそうだな』と選手間で話していた」と振り返る。相手に強肩のイメージを植え付け、一度も盗塁を仕掛けさせなかった。
試合の2日前、高校のアメリカンフットボール部が人種の壁を越えて結束していく様子を描いた「タイタンズを忘れない」という映画を全員で見た。そこから、ピンチの時には「タイタンズ!」と声を掛け合うことを選手たちが自ら決めた。「『ピンチの時にどうするかを考えろ』と言ったら、合言葉を作ったみたい」と大角監督。終盤のピンチでも合言葉で結束し、平常心を保ち続けることができた。
主体性や一体感。かつては猛練習で知られた春夏の甲子園優勝3回を誇る名門が、令和版の新たなカラーを取り入れて、6年ぶりに初戦を突破した。【大東祐紀】
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