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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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戦前に身をおき考える=伊藤智永

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 ウクライナを訪問した岸田文雄首相は、ゼレンスキー大統領への手土産に地元広島の名産品「必勝しゃもじ」を贈ったそうだ。敵を「飯(召し)とる」の語呂合わせで、出征兵士が厳島神社に奉納した時代もあったが、今は選挙などに使われる縁起物らしい。

 外交儀礼にしても、これはいただけない。無神経や悪趣味を超えて、もはや非礼に当たりやしまいか。戦時と平時の区切りがあやふやな惰性の外交センスを危ぶむ。

 平和のためであるはずの防備が、いつの間にか戦争への準備に置き換わっている。そんな戦時・平時の見境のなさこそ「新たな戦前」の日常感に他なるまい。

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【ウクライナ侵攻】

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