見えていた復活の兆し 「村神様」の偉大さ WBC記者総括/2
毎日新聞
2023/3/25 10:45(最終更新 3/26 07:09)
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野球日本代表「侍ジャパン」が3大会ぶりの頂点に立って幕を閉じた、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。大会を現場で取材した毎日新聞担当記者が、名場面の裏側や印象に残った出来事などに迫ります。2回目は、復活して優勝に貢献した「村神様」についてです。
WBC大会期間中、長男の保育園の卒園式があった。卒園証書を受け取り、それぞれが将来の夢を話す。その中に「大きくなったら、村上選手になりたい」と言った子がいた。村上宗隆選手(ヤクルト)は「野球選手になりたい」ではなく、名指しで憧れられる存在だ。ヤクルト担当でもある私は今回のWBCを通じて、その偉大さに改めて気づかされた。
1次リーグの打席での表情はさえなかった。第3戦チェコ戦の八回に右前打が出るまで、9打数無安打。四球などで勝利に貢献してはいたが、ラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)や大谷翔平選手(エンゼルス)らが大暴れする分、4番の不振が際立った。
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