勢いに乗る高知　初戦完封のエース擁する専大松戸　センバツ第8日

第95回記念選抜高校野球大会第8日第2試合

　高知―専大松戸（11時半開始予定）

　タイプは異なるが、ともに投手力の高いチーム同士の対戦。少ない好機をものにできるかが勝負を分けそうだ。

　高知は履正社（大阪）との2回戦で逆転勝ちし、勢いに乗る。変化球に切れのある辻井翔大投手（2年）を軸に、ここまで2試合をいずれも継投で勝ち上がってきた。投手交代のタイミングが鍵を握りそうだ。打線は3番・高塚涼丞選手（3年）が勝負強い。

　専大松戸（千葉）のエース右腕・平野大地投手（3年）は、常葉大菊川（静岡）との2回戦で緩急をうまく使って完封した。甲子園でも安定感が光る。長打力のある4番・吉田慶剛選手（3年）を中心に、初戦で4安打だった打線が奮起できるか。【下河辺果歩】