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第95回センバツ高校野球

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センバツ高校野球 仙台育英と龍谷大平安 あす、第4試合で対戦 監督対談 /宮城

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仙台育英・須江航監督=宮城県多賀城市で2023年1月28日、和田大典撮影 拡大
仙台育英・須江航監督=宮城県多賀城市で2023年1月28日、和田大典撮影

 第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、仙台育英(宮城)は大会第9日の27日、第4試合で龍谷大平安(京都)と対戦する。両校の監督に相手の印象や、予想される試合展開などを語ってもらった。【聞き手・平家勇大、矢倉健次】

仙台育英 粘り強く、最後勝ち越す/龍谷大平安 左打者警戒、連打許さぬ

 ――相手の印象は。

 ◆仙台育英・須江航監督 非常に粘り強く、守備がすばらしくて負けない野球をするチームだ。ディフェンス力の高さから、自滅することはあまりないと思う。基礎基本がすごくしっかりしている。

龍谷大平安・原田英彦監督=京都市伏見区で2023年2月5日、山崎一輝撮影 拡大
龍谷大平安・原田英彦監督=京都市伏見区で2023年2月5日、山崎一輝撮影

 ◆龍谷大平安・原田英彦監督 昨夏の甲子園優勝校で、7人の経験者が残っているのは、ものすごい強み。複数の投手を擁し、経験も豊富だ。試合の勝負どころが分かっているように思う。

 ――チームの状態は。

 ◆須江 初戦で戦った慶応(神奈川)が強く、鍛えてもらった。甲子園のタイブレークで、しかも激戦だったので、公式戦10試合分の経験を積んだと言えるぐらい良い経験や自信になった。

 ◆原田 初戦で接戦をものにしたので、まあまあというところ。中軸が打てなければ足を使って試合を動かしたいが、まだその基礎的な力がない。3、4番を中心に連打をつなげるしかない。

 ――鍵を握る選手は。

 ◆須江 やはり投手陣。初戦で持ち味を発揮した3人に加え、田中優飛(3年)、佐々木広太郎(2年)を含めた5人が鍵。攻撃では2番で起用した橋本航河(3年)。出塁できると、相手にとってぐっと脅威になる。

 ◆原田 山口翔梧(3年)、山下慶士(同)の3、4番に打ってほしい。白石力翔(同)にも力がある。桑江駿成(同)、岩井聖(同)の投手陣は、初戦はまずまず期待したとおりの投球だったので続けてほしい。

 ――警戒する選手は。

 ◆須江 組織力で戦ってくるチーム。その中でテンポ良く打たせて取る桑江投手と、大会屈指のストレートの強さのある岩井投手を中心とした、守りの野球をしてくると思う。1、2番が前回も2安打ずつしているので、走者をためて中軸に回さないようにしたい。

 ◆原田 打線では2番橋本、3番寺田賢生(3年)、4番斎藤陽(同)の左打者3選手を抑える必要がある。打たれると打線がつながってくる。投手陣ではやはり1番を背負っている高橋煌稀(同)。初戦は2番手で登板したが、彼が大事なところで出て試合を支配している感じがする。

 ――予想される試合展開は。

 ◆須江 私たちがたくさんリードする展開はあまり考えられないが、粘り強く終盤に競っていれば、最後は勝ち越すことができるイメージ。どちらも守備が固いので、守備からリズムを作って攻撃につなげられた方が最後に抜け出すと思う。

 ◆原田 ロースコアの展開を予想する向きもあると思うが、初戦は仙台育英の相手投手が良く、中軸が本来の力を出していない。連打を許さず、うちの中軸が打って打線がつながってほしい。地に足をつけた試合をしたい。

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