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松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

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松尾貴史のちょっと違和感

能楽の語り 昔の方が速かった

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松尾貴史さん作
松尾貴史さん作

 東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで開幕した舞台「七人のおたく」が、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで大千秋楽を迎えた。一色伸幸氏の原案で、30年あまり前にウッチャンナンチャン、江口洋介さん、山口智子さんらの出演で映画化された作品で、この度、舞台化されたものだ。おたく7人が自己実現のために集結して、挫折しながらも正義に目覚めていく、おたく版の「七人の侍」「荒野の七人」とも言える群像劇だ。私は密漁で島を牛耳る反社会的実力者で、彼らの敵役だった。

 本番通りに予行演習として行うゲネプロの時には上演時間が総尺で90分という比較的コンパクトなものだったのだが、最終の公演では中身だけで100分を超えることになった。その日は最後のあいさつを出演者全員が1人ずつしゃべったので、2時間を超えるステージとなった。

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