日本海溝・千島海溝地震で災害ごみ2717万トン 環境省推計

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環境省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影
環境省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 環境省は24日、日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード(M)9級の巨大地震が起きれば、災害ごみが最大2717万トン発生するとの推計を明らかにした。災害ごみに関するオンラインの有識者検討会で提示した。処理に3年かかった東日本大震災の約2000万トンを上回り、滞れば復興の遅れにもつながる。環境省は関係自治体に処理計画策定を促し、被害の少ない地域で引き受ける広域連携も含め、可能な限りの期間短縮を目指す。

 推計は、津波による泥などの堆積(たいせき)物は含んでいない。岩手県沖から北海道沖を震源とする「日本海溝モデル」の発生量が最大。北海道沖から千島列島沖にかけての「千島海溝モデル」は1042万トンとなった。

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