娘の無念、捜査の魂に 危険運転適用へ、独自調査の父 「情報共有を」 警視庁で講演

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警視庁の捜査員らに向けて講演する波多野暁生さん。机の上には、耀子さんの写真が置かれていた=東京都千代田区で2023年2月13日午後2時7分、高井瞳撮影
警視庁の捜査員らに向けて講演する波多野暁生さん。机の上には、耀子さんの写真が置かれていた=東京都千代田区で2023年2月13日午後2時7分、高井瞳撮影

 3年前、当時11歳だった一人娘を信号無視の軽トラックにはねられて亡くした東京都葛飾区の税理士、波多野暁生さん(45)が警視庁の交通事故捜査に携わる捜査員ら約220人に向けて講演した。波多野さん自身が警視庁に依頼して実現したものだ。そこには、ハードルが高いとされる危険運転致死傷罪の適切な適用に向け、娘の事故で得た知見を捜査現場で生かしてほしいという父親としての強い願いがあった。

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