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第95回センバツ高校野球

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頂戦・センバツ23報徳学園

支える人 OB・野球部長 礒野剛徳さん /兵庫

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選手たちを指導する礒野剛徳部長=兵庫県西宮市の報徳学園グラウンドで、大野航太郎撮影 拡大
選手たちを指導する礒野剛徳部長=兵庫県西宮市の報徳学園グラウンドで、大野航太郎撮影

経験糧に後輩の夢応援

 報徳学園野球部長の礒野剛徳さん(36)は2004年、春夏の甲子園に出場したOBで、現役時代の後悔を胸に後輩たちの指導に励んできた。

 当時はエースナンバーを背負ったが、下級生の片山博視投手(元楽天)が活躍し、甲子園のマウンドには立てなかった。「高校時代は苦い思い出ばかりだった」と振り返る。それでも「仲間と努力し、甲子園に出場できたことは大切な記憶」と母校への思いを持ち続けた。東海大を卒業後、報徳学園に体育科教諭として戻ると、13年に野球部長に就任。大角健二監督(42)を支えた。

 現在のチームではエースの盛田智矢(3年)や今朝丸裕喜(2年)、間木歩(2年)ら投手陣の指導に当たってきた。「秋の近畿大会を経験し、3人とも精神的に成長した」と手応えを感じている。

 現役時代、代打で立った甲子園の打席では足が震えていつものプレーができず、1回戦で敗退。自身の経験から、選手たちには準備の大切さを説く。「万全で納得のいくプレーができるよう支えたい」

    ◇

 センバツは26日、天候不良のため日程が1日ずつ順延となり、報徳学園は28日の第3試合(午後1時半開始予定)で、東邦(愛知)との3回戦に臨む。【大野航太郎】

〔神戸版〕

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