ヒグマ被害対応に生態調査を 北大教授らが500万円目標にCF

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ヒグマの目撃情報があり、立ち入り禁止の張り紙が張られた札幌ドーム(奥)の北側ゲート通路=札幌市豊平区で2022年9月15日、貝塚太一撮影
ヒグマの目撃情報があり、立ち入り禁止の張り紙が張られた札幌ドーム(奥)の北側ゲート通路=札幌市豊平区で2022年9月15日、貝塚太一撮影

 人里へのクマの出没や人身被害への対応は全国的な課題だ。生態の把握が不可欠だが、研究は資金不足に悩まされているという。そこで、クマを研究する北海道大学の教授らがインターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)https://readyfor.jp/projects/bearconservationを始めた。目標額(500万円)に達しなければ1円も受け取れない方式を選択。背水の陣で、協力を呼びかけている。【谷口拓未】

 環境省のまとめによると、ヒグマとツキノワグマによる人身事故は2022年度(23年1月末暫定値)に18都道府県で70件が発生、74人が死傷した。21年6月に山間部から離れた市街地で4人がヒグマに襲われた札幌市は対策が喫緊の課題で市民の関心も高い。

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