「一分一秒惜しい」朝に通勤15分短縮 七隈線延伸で人の流れに変化
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福岡市地下鉄七隈線が27日、天神南―博多間の1・6キロで延伸開業した。市南西部を走る七隈線と博多駅が直接結ばれ、都心部を中心に人の流れの変化が見込まれる。沿線ではホテルの開業ラッシュや地価上昇が続いており、宅地開発の加速などビジネスチャンスの拡大も予想される。延伸工事は2013年12月に始まり、16年にはJR博多駅前で大規模な陥没事故が起きて開業が約2年遅れた。
交通費も安く
「待ちに待った延伸。博多駅までずっと座って来られました」。福岡市早良区の会社員、西村奈津さん(47)は声を弾ませた。
七隈線の賀茂駅から博多駅近くの職場に通勤。これまでは七隈線を途中で降りて路線バスに乗り換えていたが、博多駅まで直接行けるようになって通勤時間が約15分短縮された。往復で900円かかっていた通勤費用が680円になり、通勤手当(1日750円)に収まるのもうれしい。
中高生の子供2人がいるため、食事の用意などで朝は「一分一秒も惜しい」。これまでは子供たちより早く家を出ていたが、延伸で子…
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