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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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民主主義サミット29日開幕 ウクライナ外相が前日会合でロシア批判

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バイデン米大統領=ホワイトハウスで2023年3月27日、AP
バイデン米大統領=ホワイトハウスで2023年3月27日、AP

 バイデン米大統領らが主催する第2回民主主義サミットが29~30日に開かれる。主にオンラインで実施され、約120カ国・地域の首脳らが招待されている。バイデン政権は専制主義と批判する中国やロシアに対抗し、法の支配や人権擁護などの民主的な価値観を促進し、各国・地域との結束を固めたい考えだ。

 開幕前日の28日には関連会合を開催し、ロシアの侵攻が続くウクライナのクレバ外相がオンラインで参加。クレバ氏は「民主主義は存亡の危機に直面している。ロシアはウクライナだけではなく、国際法と国連憲章に基づく世界秩序の破壊を目指している」と訴えた。参加を予定していたゼレンスキー大統領は前線地域の視察などのため欠席した。

 米政府は今回のサミットで、スマートフォンやパソコンからひそかに個人情報を収集する「スパイウエア」の取り締まり強化を呼びかける。バイデン大統領は27日、連邦政府機関に対し国内外の民間企業によるスパイウエアの利用を禁じる大統領令に署名。米国の安全保障に重大なリスクが生じたり、外国政府などによって人権侵害に利用されたりするおそれがある場合に適用される。

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