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ジェンダー(社会的に作られた性差)にとらわれない、平等な社会とは?格差解消のための課題を考えます。

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男子も生け花、女子も野球…教科書に目立つジェンダー平等配慮

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小学校の道徳や保健体育などの教科書では、ジェンダー平等や共生社会についての記述が目立った=内藤絵美撮影
小学校の道徳や保健体育などの教科書では、ジェンダー平等や共生社会についての記述が目立った=内藤絵美撮影

 文部科学省は28日、2024年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。小学校の教科書では、性の多様性に限らず、ジェンダーや共生社会を意識した記述も目立った。文教社は保健体育(3・4年)で、生け花をする男子や野球をする女子、女性トラック運転手らのイラストを示し「自分らしく生きることは、男性か女性かにかかわらず、とても大切なことです」と記載。男女混合で並べた名簿や、赤や黒に限らないさまざまな色のランドセルを紹介した。

 教育出版は、道徳(4年)で、「○○のくせに」という題材を通じ、男らしさや女らしさの押しつけについて掲載。光文書院も今回からジェンダー教育の専門家を編集作業に招き、道徳(6年)では、性別による固定観念をなくし「自分らしさ」を尊重できる取り組みとして、男女ともにスカート、ズボンを自由に選べる「ジェンダーレス制服」を紹介した。

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