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第95回センバツ高校野球

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選手「ほんまに?」 大阪桐蔭、8強を決めた監督の奥の手 センバツ

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【能代松陽-大阪桐蔭】七回裏大阪桐蔭1死三塁、村本がスクイズを決める=阪神甲子園球場で2023年3月28日、前田梨里子撮影
【能代松陽-大阪桐蔭】七回裏大阪桐蔭1死三塁、村本がスクイズを決める=阪神甲子園球場で2023年3月28日、前田梨里子撮影

 第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、昨秋の明治神宮大会を制してセンバツ連覇を狙う大阪桐蔭が1―0で能代松陽(秋田)に勝って8強入りした。

   ◇

 何をやってもうまくいかない。大阪桐蔭の各打者はまったくと言っていいほど振れていなかった。能代松陽のエース右腕・森岡大智を前に、五回を終わって無安打に抑えられた。低めに落ちる変化球に手を焼き、積極性を欠いた。ダッグアウトで奥歯をかみしめる西谷浩一監督。最後にナインも驚く「奥の手」を使った。

 両チーム無得点で迎えた七回。先頭の4番・南川幸輝がチーム2本目の安打となる右越え三塁打で出塁した。願ってもない好機。しかし、5番・佐藤夢樹は内野フライ。さらに続く6番・村本勇海も2球で追い込まれた。

 変化球を1球見送った後だった。村本は西谷監督のサインに目を疑った。「ほんまに…

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