完封の東海大菅生・日当直喜　強心臓で仲間のミスをカバー　センバツ

　第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、昨秋の東京王者の東海大菅生（東京）が1―0で九州王者の沖縄尚学に勝ち、8強入りした第93回大会（2021年）以来、2年ぶりに準々決勝に進んだ。

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　圧倒的な存在感は、冬場で一回り大きくなった190センチ、105キロの体格だけが理由ではない。東海大菅生のエース右腕・日当直喜が甲子園のマウンドで仁王立ちし、完封した。

　相手は強打の沖縄尚学。捕手の北島蒼大は「真っ向勝負でいったら打たれる」と、変化球を巧みに使ってかわす配球を選択した。150キロに迫る直球は影を潜めたが、代わりにフォークやスライダーでアウトを重ねた。

　「エース」らしさを見せたのは、投球だけではなかった。…