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「可愛くてごめん」演奏したら安打 甲子園名物・大阪桐蔭の吹奏楽

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甲子園での曲目が毎大会話題になる大阪桐蔭の吹奏楽部員ら=兵庫県西宮市で2023年3月29日午後1時59分、大東祐紀撮影 拡大
甲子園での曲目が毎大会話題になる大阪桐蔭の吹奏楽部員ら=兵庫県西宮市で2023年3月29日午後1時59分、大東祐紀撮影

 第95回記念選抜高校野球大会は第10日の29日、準々決勝第3試合で前回王者の大阪桐蔭が東海大菅生(東京)と対戦した。大阪桐蔭といえば野球部に負けず劣らず有名なのが吹奏楽部だ。今大会も多種多様な新曲を準備。美しく、迫力あるメロディーで選手たちを後押しした。

 吹奏楽部は全国大会の常連で、全日本吹奏楽コンクール金賞など多数の受賞実績を誇り、甲子園での曲目は毎回話題になる。今大会は、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で人気の「可愛くてごめん」や、歌手のAdo(アド)さんの「新時代」、「ジャンボリミッキー」など若者世代で「バズっている(人気になっている)」新曲計15曲を準備した。普段のコンクール用の練習以外に時間を設け、急ピッチで演奏できるようにしてきた。

 28日の能代松陽(秋田)戦では2安打に抑えられたが、「可愛くてごめん」を演奏中に安打が出たという。吹奏楽部の江口禾柑部長は「部員みんなで相談し、『やりたい!』と思ったものを準備してきた。応援が選手たちに少しでも届けばうれしい」と笑顔。この日の試合でも三回無死満塁の好機で、初めて「可愛くてごめん」が演奏され、4番・南川幸輝選手(3年)が先制の2点打を放った。【大東祐紀】

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