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第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は大会第10日の29日、準々決勝4試合があり、山梨学院は作新学院(栃木)に12―3で快勝し、準決勝進出を決めた。ベスト4はチーム初で、県勢としては1991年の市川(現・青洲)以来32年ぶり。山梨学院は大会第11日(31日予定)の第1試合で広陵(広島)と対戦する。【竹田直人、加藤昌平】
三回猛攻7得点
鍛え抜いてきた機動力に加えて打線もよくつながり、分厚い攻撃で相手を圧倒した。
先制は二回。6番・進藤天(3年)が左翼線に二塁打を打つと、8番・林謙吾(3年)も同じようなコースへ適時二塁打を放った。
三回には打者12人の猛攻を見せた。先頭の2番・星野泰輝(3年)が右前打で出塁すると、4番・高橋海翔(3年)の中前適時打で2点目。3番・岳原陵河(3年)がこの回2度目の打席で2死満塁から2点適時打を放つなどし、一挙に7点を挙げた。
四回には進藤と7番・大森燦(3年)の連続三塁打に、林が中前適時打で続いて2点を加点。八回にも高橋の適時打と進藤の犠飛で2点を挙げた。
投げては、これまで全試合で先発しているエースの林がこの試合も8回を投げ、被安打6、3失点の力投。3回戦の光(山口)戦に続いて登板した中田有飛(3年)も九回を無失点で締めた。
■ズーム
打者12人7点の口火に 山梨学院・高橋海翔一塁手(3年)
「彼が打てば他の選手たちも勢いに乗る」と吉田洸二監督はチームの主砲を評する。その言葉通りの一打を放った。
三回無死一、二塁の好機で迎えた打席。待っていたチェンジアップを狙い打ちし、中前へ適時打を放った。「甘い球を一発で仕留められるのが自分の強み」と胸を張る。この一打が、打者12人で7得点を挙げるビッグイニングの口火となった。
初戦の東北(宮城)戦は2安打を打ったものの打点はなし。続く氷見(富山)戦は無安打に終わった。「甲子園ということで力が入り、大振りしてしまった」と反省する。3回戦の光(山口)戦でようやく1打点を挙げ、「だいぶ楽になった。調子はどんどん上がってきている」と笑顔で話す。
試合開始前のグラウンド整備時、チームで一番早くベンチを飛び出して素振りをする。「試合で打つために少しでもバットを振っておきたい」といい、いつものルーティンとなっている。大会屈指の強打者は、準決勝でも大暴れする準備はできている。【竹田直人】
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