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河井夫妻選挙違反事件

19年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相と妻の案里元参院議員の有罪判決が確定。現金を受け取った地方議員に厳しい目が。

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河井事件の広島 再び問われる「政治とカネ」 県議選・市議選告示へ

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広島カープの新井貴浩監督を起用した4月9日投開票の統一地方選の告知看板=広島市中区で2023年3月30日午後4時21分、矢追健介撮影
広島カープの新井貴浩監督を起用した4月9日投開票の統一地方選の告知看板=広島市中区で2023年3月30日午後4時21分、矢追健介撮影

 2019年参院選を巡る大規模買収事件の舞台となった広島県では31日、統一地方選の県議選と広島市議選が告示される。事件で現金を受け取ったとして起訴され、1審判決を待つ現職5人が立候補する見通しだ。「政治とカネ」で刑事責任を問われている議員たちに、どのような審判が下るのだろうか。

 「無実を証明してから選挙を迎えたかった」。公職選挙法違反(被買収)の罪に問われた現職県議は3月に開かれた初公判の後、神妙な面持ちで語った。

 事件を巡っては、河井克行元法相と、妻の案里元参院議員の有罪が確定した。現金を受け取った地方議員ら34人も起訴され、このうち9人は公判中か初公判前で1審判決が出ていない。

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【河井夫妻選挙違反事件】

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