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ロシア当局、米WSJ記者を拘束 スパイ容疑「国家秘密を収集」

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ロシア当局に拘束されたエバン・ゲルシコビッチ記者=モスクワで2021年12月、ロイター
ロシア当局に拘束されたエバン・ゲルシコビッチ記者=モスクワで2021年12月、ロイター

 ロシア連邦保安庁(FSB)は30日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のモスクワ特派員で米国籍のエバン・ゲルシコビッチ記者をスパイ容疑で逮捕した。ロイター通信によると、ロシア中部エカテリンブルクで拘束した。ゲルシコビッチ記者はモスクワの裁判所で行われた非公開の勾留手続きで容疑を否認し、無実を主張した。だが裁判所は5月29日までの勾留を決定した。

 FSBは「記者が米国側の指示に従って行動し、国家秘密とみなされるロシアの軍産複合体の一つの企業の活動について情報収集していた」と主張。「FSBが違法活動を阻止した」とした。ロシア外務省の報道官は、記者のエカテリンブルクでの活動が「ジャーナリズムとは関係なかった」とし、ロシア大統領府も「現行犯逮捕だった」と強調した。これに対しWSJは30日の声明でスパイ容疑を「強く否定する」としたうえで早期の解放…

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