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東京五輪汚職

東京オリンピックを巡る汚職・談合事件で、大会組織委元幹部らが逮捕。祭典の裏で何が。

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高橋元理事が「賄賂額」指定 講談社は「危険」感じ支払い断る

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東京地裁および東京高裁が入る庁舎=東京都千代田区で
東京地裁および東京高裁が入る庁舎=東京都千代田区で

 東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、組織委員会元理事の高橋治之被告(78)=受託収賄罪で起訴=に計約6900万円の賄賂を渡したとして贈賄罪に問われた出版大手「KADOKAWA」(東京都)の元五輪担当室長、馬庭(まにわ)教二被告(63)は30日、東京地裁(中尾佳久裁判長)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は、出版分野のスポンサーが決まった経緯を明らかにした。組織委員会元理事の高橋治之被告はKADOKAWA、講談社(東京都)の2社が合同でスポンサーとなり、2社から計1億円の「コーディネートフィー(調整料)」を得る計画を描いていたが、講談社はコンプライアンス(法令順守)の面から危険と判断し、支払いを断ったと指摘した。

 検察側は冒頭陳述で、KADOKAWA側は16年4月に元理事にスポンサー選定での協力を依頼し、…

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【東京五輪汚職】

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