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防衛省、現役隊員とOBの接触にルール 元1佐の機密漏えい受け

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特定秘密漏えい問題を受け、防衛省に設置された再発防止検討委員会の会合に臨む井野俊郎副防衛相(左)=2023年3月29日午後5時半ごろ、内橋寿明撮影
特定秘密漏えい問題を受け、防衛省に設置された再発防止検討委員会の会合に臨む井野俊郎副防衛相(左)=2023年3月29日午後5時半ごろ、内橋寿明撮影

 海上自衛隊の1等海佐=懲戒免職=が安全保障に関する「特定秘密」を海自OBに漏えいしたとされる問題で、防衛省は31日、現役隊員・職員とOBの接触について一定の規制を設ける再発防止策を決めた。OBからの要望で安保情勢などに関する説明(ブリーフィング)をする場合は複数の隊員で臨むとしたほか、情報部署に所属する隊員の対応は禁じる。OBへの対応要領の形で明文化し、全組織に通達を出した。

 元1佐は情報業務群(現・艦隊情報群)司令だった2020年3月、元海将の男性OBに安保情勢について説明した際、機密を漏らしたとして特定秘密保護法違反容疑などで書類送検され、懲戒免職となった。横浜地検は23年3月14日に元1佐を容疑不十分で不起訴としたが、防衛省は機密の漏えいがあったとみている。

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