宮内庁が「広報室」新設 従来の報道室から増員、民間出身者も採用

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宮内庁の庁舎=東京都千代田区で2010年1月7日、馬場理沙撮影
宮内庁の庁舎=東京都千代田区で2010年1月7日、馬場理沙撮影

 皇室の情報発信を強化するため、宮内庁は1日、総務課内に「広報室」を新設する。同庁は「皇室の方々の活動や人柄を今まで以上に充実した形でタイムリーに情報提供できるよう心がけたい」としている。

 宮内庁ではこれまで、総務課報道室(15人)がメディア対応に当たり、このうち5人が広報発信活動に従事していた。

 広報室はこの5人と、皇嗣職を兼務する職員、新たに増員した3人の計9人でスタートする。増員のうち1人は民間企業出身者を採用したという。当面は9人で業務を行い、年度内にはさらに1人を増員して、計10人体制となる見込み。

 広報室長には、警察庁外事課経済安全保障室長を務めた藤原麻衣子氏が就任。雑誌、インターネットメディア関係、皇室の名誉を損なう不適切な出版物などへの対応を担う「渉外専門官」や、広報の実務に加え、庁内の広報体制構築などにあたる「広報推進専門官」らが新設される。

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