桐蔭学園・吉田晃己　「花形」15番が引き寄せたV　選抜高校ラグビー

　第24回全国高校選抜ラグビー大会は31日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園で決勝があり、桐蔭学園（神奈川）が全国高校大会（花園）王者の東福岡を34－19で降し、4年ぶり4回目の優勝を果たした。

　桐蔭学園が力強く「復活」を遂げた。流れを引き寄せたのは背番号「15番」だ。

　1点リードで迎えた後半3分、FB吉田晃己選手（2年）はハーフウエーライン付近でパスを受けると、低く蹴って東福岡の防御の間を抜き、バウンドしたボールを自ら拾ってそのまま走った。

　ステップで相手をかわし、難なくトライ。6本のキックも成功させ、「スペースが見えていた。強みのキックを使った試合運びは日々の練習から心がけている」と持ち味を発揮した。