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第95回センバツ高校野球

第95回選抜高校野球大会(2023年)の特集サイトです。

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報徳学園監督、終盤の強さは「奇跡や勢いではない」 センバツ

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報徳学園・大角健二監督=兵庫県西宮市で2023年2月4日、中川祐一撮影 拡大
報徳学園・大角健二監督=兵庫県西宮市で2023年2月4日、中川祐一撮影

 第95回記念選抜高校野球大会は第11日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、報徳学園(兵庫)は7―5で大阪桐蔭に逆転勝ちした。報徳学園の大角健二監督の試合後の主なコメントは次の通り。

西谷さん超えるなど、とんでもない話

 5点を先行されて、さすがにまずいと思ったが、うちは終盤に強いチーム。我慢強く1点ずつと切り替える中で、裏に2点を返せたことが大きかった。(決勝打の石野は)ここ2試合当たっていなくて、初球は必ずストライクがくると予想し、思い切ってエンドランをかけた。うまくはまった。(劇的な勝利が続くが、選手は)追いかける展開の中でも動じない。どんな場面でも野球を楽しんでくれる姿を見て、成長したなと思った。

 本当は先制して、すんなり勝ちたい。本当にしんどい試合だが、強くなれるし、メンバー外も含めて一つになれるような試合をやってくれて感謝しています。

 (終盤に強い)昨秋や今大会のタイブレーク2試合も含めて、勢いだけじゃなく、これが、この子たちの力なんだなということを実感している。今までは、奇跡とか、そんな感覚だったが、本当にこれが力になっていて、頼もしいです。

 (報徳学園への応援がすごかった)アルプススタンドに野球部員以外の生徒もたくさん駆けつけてくれた。ラグビー部も選抜大会が終わってすぐに来てくれた。本当にそういう人たちが外野席まで巻き込んで、内野席も含めて本当にみなさんの応援があって、10の力を15、20と引き上げてくれているのは確かです。本当に感謝です。

 (報徳学園の先輩でもある西谷浩一監督率いる大阪桐蔭に勝利した)意識しないっていうのはうそになる。大先輩で尊敬する監督だが、乗り越えたいというのが私の一つの目標でもある。先に5点取られてクソと思いながら、あの姿を見ていた。その後、逆転という形になって、勝てて良かった。まだまだ西谷さんを超えるなど、とんでもない話。まだまだ監督として足元にも及んでいないが、最高の舞台で対戦できて、また勝利できて本当にうれしく思います。

 (西谷浩一監督は勝てば、監督として春夏の通算勝利記録で歴代1位に並んでいた)母校の後輩だということで、大目に見てもらいたいと思います。

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