- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
センバツ高校野球第11日(31日)準決勝 ○報徳学園(兵庫)7―5大阪桐蔭●
昨夏の甲子園に続き、春の終わりも突然に訪れた。
大阪桐蔭・前田悠伍が悔やんだのは勝負どころでの失投だ。最大5点リードするも、七回に1点差に詰められ、なお無死一、三塁の危機でマウンドに上がった。しかし、初球の変化球が甘く入ったところを左翼に運ばれ(記録は左翼ゴロ)、同点とされた。
八回1死一塁からは外角低めを狙ったツーシームが浮いたところを狙われ、左越え二塁打で勝ち越された。さらに、この回にもう1点を失った。「もっと厳しいコースを突きたかった。勝負どころで甘く入ってしまった」と悔やんだ。
精神面での成長を確認するマウンドでもあった。昨夏の甲子園の準々決勝では下関国際(山口)を相手に1点リードして迎えた九回、3安打などで2失点し、逆転負けで春夏連覇に届かなかった。「球場全体が相手のペースというか、自分たちの野球ができなかった」と振り返る。
しかし、この日のマウンドでは舞い上がることはなかった。「昨夏を経験していたからこそ、上半身でなく下半身をしっかり使って投げられた」。捕手の南川幸輝も「球自体は良かった。ここぞのところで甘くなったのだけが悔しい」と振り返った。
夢舞台で再び悔しさを味わったが、成長も実感できた春だった。「まだまだ力不足。これからさらにローボール、決め球の精度を上げていきたい」。世代最強左腕が前を向いた。【木村敦彦】
時系列で見る
-
センバツ2023 準決勝 頂へ、突き進め報徳 21年ぶり決勝進出 監督の話 /兵庫
186日前 -
センバツ2023 準決勝 頂へ、突き進め報徳 21年ぶり決勝進出 /兵庫
186日前 -
センバツ高校野球 「挑戦者」貫き決勝進出 山梨学院、春夏通じ県勢初 きょう報徳学園と対戦 /山梨
186日前 -
センバツ高校野球 「挑戦者」貫き決勝進出 山梨学院、春夏通じ県勢初 監督・主将の話 /山梨
186日前 -
打線好調の報徳学園、エース右腕に命運懸かる山梨学院 センバツ決勝
187日前 -
「逆転の報徳」真骨頂 近畿決勝で完封の前田に雪辱 センバツ
187日前 -
両親と「出身地対決」 センバツ応援キャラ久慈愛さん、決勝にエール
187日前 -
「盟友対決」は報徳学園・林に軍配 前田悠伍から初安打 センバツ
187日前 -
“大阪桐蔭の正捕手”という重圧 涙で誓った再起 センバツ
187日前 -
大阪桐蔭、春の終わりも突然に 「悔しい」も成長実感 センバツ
187日前 -
母への感謝胸に 先頭で引っ張った広陵・小林隼翔主将 センバツ
187日前 -
報徳学園監督、終盤の強さは「奇跡や勢いではない」 センバツ
187日前 -
2番手で2失点の大阪桐蔭・前田悠伍「まだまだ力不足」 センバツ
187日前 -
両親と「出身地対決」 センバツ応援キャラ久慈愛さん、決勝にエール
187日前 -
「球速以上」の直球でグイグイ “ボンズ”封じた山梨学院・林 センバツ
187日前 -
山梨学院の初制覇か、報徳学園の21年ぶりVか センバツ決勝
187日前 -
大阪桐蔭監督、負けて聴く母校の校歌は「複雑な気持ち」 センバツ
187日前 -
「投げきれなかった」広陵エース・高尾、後悔のスライダー センバツ
187日前 -
報徳学園OBの大阪桐蔭・西谷監督、試合後に大角監督と握手 センバツ
187日前