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センバツ高校野球第11日(31日)準決勝 ○報徳学園(兵庫)7―5大阪桐蔭●
「盟友対決」を制した。報徳学園の林純司が3安打2打点とチームをけん引。八回の最終打席に、中学時代にバッテリーを組んだ親友で、大阪桐蔭のエース左腕・前田悠伍から高校生活で初めて安打を放った。
大阪桐蔭の先発は前田ではなく、右腕・南恒誠。だが、3点を追う七回無死二、三塁、林が左翼線へ2点二塁打を放って1点差とし、次打者も内野安打で続くと、前田が救援登板した。「悠伍を絶対にマウンドに引きずり出そうと思っていた」と林。八回に2点を勝ち越した後に打席が回ると、5球目の外角直球を振り抜き、左前へ。3打数無安打に抑えられた昨秋の近畿大会の借りを返した。
林と前田はともに滋賀県長浜市出身で、地元の硬式チーム「湖北ボーイズ」でプレーした。互いを「ゆうご」「じゅんじ」と呼び合い、チーム内で一番仲が良かった。前田の希望で、中学2年の夏ごろに遊撃手から捕手に転向し、バッテリーを組むように。新型コロナウイルスの感染拡大により、チームの練習が休みの期間は、前田が送る「山、行かん?」のLINE(ライン)が2人の特訓が始まる合図で、マスク姿で険しい山を一緒に登り続けた。
親友との1打席だけの対決について、林は「満足していない。初球のインコースに引き気味になってしまった。次はもっと攻める」。前田は「力が入ってしまった」と振り返りつつ、「明日頑張って何とか優勝してほしい」と願った。これで1勝1敗。親友で、ライバル。そんなすてきな関係はこれからも続いていく。【大東祐紀】
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