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パンデミックの教訓 あらわになった不平等=ビル・エモット 英誌「エコノミスト」元編集長

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=幾島健太郎撮影
=幾島健太郎撮影

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)スタートから3年が経過した。約690万人が死亡したとされるが、英誌エコノミストによれば、(死者数が例年の水準をどれだけ上回っていたかを示す)超過死亡数は2000万人以上に上る。2020~21年、新型コロナは米国で心臓病、がんに次いで3番目に多い死因だ。

 これらはパンデミックから教訓を得ようとするのに十分な理由だが、別の理由もある。気候変動や人口過密のため、将来、多くのウイルスが新たな脅威となるのがほぼ確実だということだ。ゆえに多くの国が教訓を検証しようとしている。

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