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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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英「露のウクライナ東部制圧作戦は失敗」と分析 統括司令官任命後

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支援物資を手に前線近くにある自宅に戻る女性=ウクライナ東部ドネツク州で2023年3月30日、ロイター
支援物資を手に前線近くにある自宅に戻る女性=ウクライナ東部ドネツク州で2023年3月30日、ロイター

 英国防省は1日、ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長が1月に軍事作戦の統括司令官に任命された後、東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)の完全制圧を目指した作戦は「失敗したことが明白になった」との分析を発表した。

 ゲラシモフ氏の統括司令官任命は異例の人事で、ロシア軍が大規模攻勢に出るとの見方が強まっていた。英国防省は、ロシアがドンバス地域の戦線で数万人の死傷者を出しながら、制圧した地域はわずかだと指摘。昨年9月の部分的動員令で多数の予備役を投入し、人員を増強したが「ほぼ無駄に終わった」とした。

 ゲラシモフ氏については「ロシアの政治指導者がどこまで失敗を許容するのか、限界に挑んでいる可能性がある」と皮肉った。

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