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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナの廃虚をデータ保存 有志の建築家、復興時に再建可能

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取材に応じるセルゲイ・レベンコさん=ウクライナの首都キーウで2023年2月9日、宮川裕章撮影
取材に応じるセルゲイ・レベンコさん=ウクライナの首都キーウで2023年2月9日、宮川裕章撮影

 ロシアが侵攻するウクライナで、有志の建築家らが、戦争で破壊された建物を3Dデータで保存する活動を続けている。立体的なデータによって破壊状況の詳細がより明らかになるほか、建物の再建にも役立つため、戦後の復興への活用などにも期待が高まっている。

 中心となっているのは、首都キーウ(キエフ)在住の建築家、セルゲイ・レベンコさん(28)。2022年2月のロシアの侵攻開始以降、破壊された文化財などへの意識を高める目的で、建築家仲間とともに活動を始めた。

 ウクライナ軍が首都を防御するため自ら爆破し、ロシアへの抵抗の象徴となったキーウ郊外のイルピン川に架かる橋を撮影し、同4月に3D画像を公開したところ、大きな反響があった。

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【ウクライナ侵攻】

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