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50年以上続く毎日新聞夕刊社会面掲載のコラム。編集局の副部長クラスが交代で執筆。記者個人の身近なテーマを取り上げます。

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猫と中小企業

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紙製の猫の遊具「neuneko BOX」(手前)を販売するケイパックの喜多雅敏社長=大阪市生野区で2023年3月13日、久田宏撮影
紙製の猫の遊具「neuneko BOX」(手前)を販売するケイパックの喜多雅敏社長=大阪市生野区で2023年3月13日、久田宏撮影

 「こんなのが普及したら、我々の仕事は無くなってしまわないか……」。食品や化粧品の紙製容器を製造するケイパックの社長、喜多雅敏さん(54)は、3Dプリンターの登場に危機感を覚えた。今から十数年前のことだ。

 大阪市生野区に本社兼工場を構える従業員三十数人の中小企業。「受注に頼らないものを」と考え、培った技術を生かせる製品としてたどり着いたのが、紙製の猫の遊具だっ…

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