アトピー性皮膚炎の早期治療で卵アレルギーの発症減 研究チーム発表

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国立成育医療研究センターの研究に参加したアトピー性皮膚炎の乳児=研究参加者提供
国立成育医療研究センターの研究に参加したアトピー性皮膚炎の乳児=研究参加者提供

 アトピー性皮膚炎の乳児に、早い段階から塗り薬などを使った積極的な治療をしたところ、卵アレルギーの発症を4分の1減らせたとの研究結果を、国立成育医療研究センターのチームがまとめた。

 卵に含まれるアレルギー原因物質は、主に皮膚の炎症部位から入り込むと体が異物と認識し、免疫機能が働き嘔吐(おうと)などアレルギー症状を引き起こす抗体が作られるとの仮説が知られていた。ただ、それが臨床研究で確認されたことはなかった。

 アトピーはかつて、卵や牛乳、小麦など食物アレルギーを引き起こしやすいものを食べることで悪化すると言われ、食事制限などが行われてきた。

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