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有田川町長田の浄教寺が、所蔵する「十二天像」(12幅)を約300年ぶりに修復するため、クラウドファンディング(CF)で支援金を募っている。十二天像は町出身の鎌倉時代の高僧で、今年が生誕850年にあたる明恵(みょうえ)上人(1173~1232年)ゆかりの寺から受け継いだ寺宝の一つとされ、浄教寺は「後世につなぎたい」と支援を呼び掛けている。目標額は200万円で、募集期間は5月末まで。
浄教寺は1472年創建と伝わり、国重要文化財の大日如来坐像(ざぞう)や仏涅槃(ねはん)図などを所蔵。十二天像は密教における方位の守護神がそれぞれ描かれた巻物で、このうち風天像の裏面の墨書によると、1501年制作で、天正年間(1573~92年)に近くにあった最勝寺から移されたとあり、明恵上人が修行の地とした古刹(こさつ)の最勝寺の廃止に伴い、浄教寺がその寺宝を引き継いだことを示す。十二天像は199…
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