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大学が研究資金を調達する手段として、クラウドファンディング(CF)の活用が広がっている。研究者自身による資金獲得はハードルが高いことや、国立大への交付金が減少傾向にあることが背景にある。CF運営会社との提携が増える中、独自にサイトを立ち上げる国立大も出てきた。
岐阜大高等研究院特任助教の平島一輝さん(35)は昨年、CFサイト「READYFOR」を通じ、約960万円の寄付を得た。
平島さんはフキノトウに含まれる物質が、がんの増殖や転移を抑える上、副作用が極めて低いことを突き止め、新薬開発を目指している。莫大(ばくだい)な費用が必要だが、研究資金には上限があり、製薬関連企業に支援を募るも難航。打開策としてCFの活用を決めた。
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