白血病克服の高校生ストライカー輝く 名古屋グランパス・貴田遼河
毎日新聞
2023/4/21 08:00(最終更新 4/21 08:00)
有料記事
977文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

かつて白血病を患った高校生ストライカーが、プロの舞台で輝いた。若手の登竜門とも言われるサッカーのJリーグ・YBCルヴァン・カップで19日、名古屋グランパスのFW貴田遼河(きだ・りょうが)選手(17)が公式戦でのクラブ最年少得点となる2ゴールで勝利に導いた。
本田圭佑選手らの記録更新
「あれが今日の試合の全てじゃないかなと思います」
自身も同じFWで、日本代表でも活躍した長谷川健太監督(57)は試合後、貴田選手のゴールをたたえた。
横浜・ニッパツ三ツ沢球技場での横浜FC戦に先発した貴田選手は味方がPKを失敗した直後の前半41分、右CKからのボールが遠いサイドに流れたところを「無我夢中だった」と左足で押し込んだ。
17歳9カ月4日での得点は、藤田泰成さん(41)の最年少記録、18歳3カ月6日を塗り替えた。日本代表の攻撃を長年けん引し、クラブ4位の年少ゴールだったMF本田圭佑選手(36)の18歳10カ月15日よりも大幅に早い。
…
この記事は有料記事です。
残り561文字(全文977文字)